今年の夕食会は9人の予定だった。
タマルがトリノの大学で教えるようになって2年目、今年もケーキは作れそうにないと。
去年の様に自分で作っても良いけど、やっぱりお誕生ケーキは他の誰かに作ってもらう方がなんとなく嬉しい。とお料理上手のタミーに頼むと、もちろん!と快諾してくれた。
元マーケティングマネージャーでイベントプランの得意な彼女の事、とってもゴージャスなプレゼンテーションにしてくれるのではという淡い期待まで持っていた。
夕食会の日の朝、目が覚めるとメッセージがタミーから入っている。
旦那の「エンリがインフルエンザか、朝から腹痛と吐き気で仕事に行こうとしたけど無理でベッドでダウンしている。行けないのもとても残念だけどケーキを持って行けないのも申し訳ない!」という内容だった。
まあタミーとエンリにはまた近々会えるだろうけど問題はケーキ!
買うのも嫌だから7-8人分のケーキを急いで作らなければ!とガバッと起きる。
私はどんなケーキが作れるんだっけ?
いつもケーキを頼まれるとチョコレートケーキばかり作っているので他のケーキが思いつかない。チョコレートケーキは去年作ったから別のものを作りたい。
https://cucina-kajorica.blogspot.com/2024/12/blog-post_13.html
タマルのチョコレートムースは半日でちゃんと固まるだろうか?
オレンジの風味が決め手だけど、メルシェ以外で皮にワックスの塗っていないオレンジが見つかるかしら?
タミーのバターを使わないオイルケーキは、クネアツで作ったとき上手く出来たけど、2回目もうまくいくかしら?
昔作ったバナナムースは超美味しかったけれど、ゼラチンの固まりが甘かったらかなり悲惨なものになるかも。。。
などと、多少でもリスクのあるレシピを外していくと混ぜて焼くだけのベークド チーズケーキだけが残った。
もう10年以上も作っていないケーキだが材料をミキサーにかけて焼くだけ、失敗のしようはない、はずだ。。。焼き加減以外は。
元々のレシピはフランスのプロバンス風チーズケーキと謳っていて、焼き上げたケーキが冷めたら、あんずジャムを塗りナッツを散らす、との事だったが、ただ焼き上げただけでも十分美味しいので今回は尾ヒレ端ヒレは省略。
残念なのはこのケーキ、作った翌日以降の方が圧倒的に美味しいこと。今晩食べるのが勿体無い。
できるだけ休ませた方がいいので即買い物に出て調理開始。
<材料>
・クリームチーズ 150g
・リコッタチーズ 125g
・生クリーム 200 ml
・卵 3個 (オリジナルのレシピでは2個 増量のため+1個)
・さとう 大さじ4杯
・小麦粉(胚芽入り) 大さじ3杯
・レモン 大さじ5杯
(オリジナルのレシピでは2杯、でも多めの方が美味しい)
<作り方>
1・クリームチーズ、リコッタチーズ、生クリーム、全卵、砂糖を大きめの器に入れ混ぜ小麦粉をふるいにかけながら少しずつ振り込みます。
2・ブレンダーをかけます。
3・最後にレモン汁を絞り加えよく混ぜます。
4・ケーキ型にオーブンペーパーを敷きます。垂直の部分はできるだけ押さえ込み、3を流し込みます。
5・180度に熱したオーブンに5を入れ約50分、楊枝を刺して何もついてこなくなるまで焼きます。
*焼き上がりはかなり膨らんでいますが、冷めるといい感じに萎みます。
6・冷めてきたら型から外しさらに冷まします。
*今回は型から取り出しやすいようにオーブンペーパーを残し後から余分な部分切りました。
翌朝。。。。
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