2023年9月28日木曜日

サンドラの簡単美味メロンサラダ





















そもそもこのブログは一緒に食事をした友人たちの思い出を綴りながら、美味しいレシピをまとめ、綺麗な写真を撮って、できれば私の大好きなアンティークやヴィンテージの食器を使い、美しいテーブルセッティングも紹介しようというのが企画当初の志でした。


が、美しい食卓の写真というのは想像より難しく、なかなかテーブルセッティングまで到達しない、というのが現状です。

今後写真の質の向上を努力したいと思っていますので今のところはこれでお許しください。


さらに今回は手抜きです。

完成写真は私の料理ではなくサンドラの作ったものをそのまま載せてしまいます。

 























材料写真

今週末友人の山の家で早速作ろうと思って買った食材

メロンは1kgの大きさ。チーズは150g

3人で食べる予定。




<二人分材料> *10月1日実際に作ってみて食材の量を更新しました。


・メロン(プリンスメロンでOK)1個2個 大きさにより加減


・フェタチーズ  100g 

(量はどこまでチーズの味にアクセントを求めるか好みで加減)


・タッジェスカ・オリーブ  50g


・調味料 不要



<作り方>


1・メロンは皮とタネを除き一口大に切り、大きめの器に入れます。


2・フェタチーズもメロンより小さめに切り、1に加えます。


3・タッジェスカ オリーブを2に加え適当に混ぜて出来上がり。


*調味料は不要です。お塩はフェタチーズとオリーブの塩分で十分。メロンとオリーブだけで十分滑らかなのでオリーブオイルも不要。






















シチリア、カルタジローネの陶器お皿に盛られた
サンドラのメロンサラダ料理写真



今年の8月末日、そろそろ皆がバカンスから戻って来る頃にロベルタからメッセージが入る。924日の日曜に彼女らのイゼオ湖近くの別荘で「世界旅行昼食会」をすると。持ち寄りパーティーの後に皆のバカンスの写真を見せ合おう、という企画。


「何を持っていく?食べ物?飲み物?」と尋ねたら

「サプライズで。」という返事。


なので皆誰が何をどれだけ持ってくるかわからないブラインド状態で料理を持参。

私は用意が簡単で見栄えの良いチキンゼリーを持参した。2年前にパリで食べてから我が家の夏のおもてなし料理の定番になったものだ。





















ロベルタとロレンツォの別荘からイゼオ湖方面を見る



ロベルタとロレンツォはこの夏モロッコに行ってきたのでモロッコ料理を二品用意した。これも美味で現在レシピを請求中なのでそのうちレシピも掲載します。


















まだ屋外で食事をするのが気持ちの良い季節。

この日は大勢だったのでお皿はプラスティック製

でも地球環境のためにモノユーズのプラスティックではありません。

写真は我々大人用テーブル、他に若者用テーブルもあり総勢21人のランチ



今回のレシピは中央アフリカにバカンスに行ったサンドラの作ってきたメロンサラダ。


もちろんアフリカ料理ではありません。イタリア料理?と言われると、どこが起源なのか少し悩む。でもイタリアのオリーブの宝石と言われるイタリア、リグーリア産のタッジェスカ・オリーブを使っているのでイタリア料理ということにしておきましょう。


その日初対面だったサンドラは民放のテレビ局勤めで、映画やドキュメンタリーのキャプションを書くのが仕事。放映予定のある番組の内容を要約して多くの人が興味を持ち「これ観たい」と思うような簡潔明瞭な説明文を書く仕事。仕事柄沢山の映画やドキュメンタリーを見るという。


お料理もそういう仕事をしているのが納得のいくような一品だった。

パッと見て「これは興味深い!」と皆が口を揃えて言った。

説明無用。三種類の素材の味を知っている人ならその「取り合わせ」が興味深いと皆一瞬で思う。もちろん私もそう思った。

最近彼女の友人の家で仕入れたレシピだとか。




















ロベルタとロレンツォの別荘のアンティークな調理用具





<タッジャスカ・オリーブについて>


タッジャスカ オリーブは、フランスのコートダジュールに続く西リグーリア州全体、特にインペリア県全体で採れるこの地方の典型的なオリーブ品種です。

発祥の地であるタッジャにちなんでタッジェスカ(「タッジャの」の意)と呼ばれています。 タッジャスカ オリーブの接ぎ木は何世紀にもわたってイタリア全土に広がりましたが、最大の栽培地は常にインペリア県にありました。

 食卓用オリーブとしては最高級の 品種の1 つですが、不思議なのはオリーブそのままで食べるとインパクトの強い味なのに、このオリーブで作ったオリーブオイルはとてもデリケートな味がします。

































タッジャスカ オリーブ

2023年9月22日金曜日

パトの簡単チキンサラダ

 先週のようにあまり長文の投稿が続くと辟易される方も多いと思うので今回は簡単レシピを簡潔にに書きましょう。


イタリア料理と呼ぶのが正しいかどうかは疑問ですが、イタリア人の友人から教わったレシピです。

鳥の胸肉に旬はないので、季節のサラダ菜(葉っぱ類という意味)を選びましょう。























<二人分材料>

・鳥の胸肉半羽分 (他にどんな料理を用意するかで加減します)

・レタス、サラダ菜などの季節の葉っぱ類。大皿2杯分。

・マヨネーズ


・鳥の胸肉を紅茶煮にする場合は紅茶:適量




<作り方>

1・鶏のローストの胸肉の部分だけを別途に取り出して冷蔵しておきます。


イタリアだと路上のメルシェで鶏のローストが簡単に入手可能。パトの方法ははそのつまり、鶏の丸焼きの胸肉の部分だけを別途に取り出したものを使います。

(その他の部分はもちろん捨てたりせずに、焼きたてホカホカの時、たとえばランチなどに、レモンをかけて頂くというのが良いでしょう。)


日本で鶏のローストが簡単に入手できない場合は鶏のむね肉を紅茶煮でOK

鶏の胸肉を紅茶の中で約20分、火が通るまで茹でると臭みのない鶏の胸肉になります。


2・火の通ったむね肉を冷まします。その間にサラダ(葉っぱ類)を洗い水を切ります。


3・冷めたら手でちぎって細かくし、マヨネーズに合えます。

マヨネーズはお手製でも勿論良いですが、市販のマヨネーズでもOK


4・先に洗っておいたサラダを大皿に盛り、その上にマヨネーズを合えた鶏のむね肉を載せます。


5・頂く時に各自サラダマヨネーズを合えた鶏のむね肉をよく混ぜて頂きます。


















パト風簡単チキンサラダ



<ちょっと気の利いたアレンジ>

ピクニックや立食パーティーなどで皆が簡単食べやすいよう「形」だけアレンジしてみました。


サラダ菜でマヨネーズを合えた鶏のむね肉を包み込み、爪楊枝で開かないように留めます。


フィンガーフードとしてもとても好評でした。






















パーティー向けアレンジ

因みに器はアンティークのバカラのミケランジェロの大鉢
























このレシピを教えてくれたパトはミラノのデザイン業界で有名なジャーナリスト。

いつも話題も豊富で面白いだけでなくお料理も無茶苦茶上手。そして頻繁にディナーをするもてなし方上手。


お料理上手で頻繁に家に呼んでくれたので教わったレシピはたくさんありますが、彼女に関してや彼女との印象的な出会いに関してはまた別の彼女に教わったレシピを書く時にに紹介することにします。