来週は例年通り10人程度の夕食会を企画しているので、メニューを検討中。
セコンド・ピアット(メインディッシュ)はまだ多くの人に食べさせていない、評判の「パルマ風豚の角煮」と、夕食会をすると決めた時から決めている。
https://cucina-kajorica.blogspot.com/2025/02/blog-post_14.html
超ネギ好きのデニスが来るので、これに玉ねぎを丸ごと沢山入れようと思っている。
セコンド・ピアットがかなりガツンとお肉なので、プリモ・ピアットは出来れば肉を使わないものが好ましい。
今旬のカボロ・ネーロとポテトのフランにしようかと思ったけど、フランだとなんだか前菜のようになりそう。
大勢人を呼んだ時にリゾットは失敗の確率が増えるのでちょっと気が重く、リゾットのコメの煮え具合にうるさいマウロも来るので緊張する。そうお米をふっくら仕上げる習慣のある日本人にはやや芯を残すリゾットの絶妙な出来はなかなか難しい。
けど、やっぱり今年はリゾットに。
フェデリカのポテトのリゾットにカボロ・ネーロのチップスをトッピングに決定。
後に来るお醤油味の豚の角煮とも合うと思う。
フェデリカについて書くのはなかなか複雑なので、このレシピは彼女についてのエピソードが書けたときにご紹介します。
さて、全くノーアイデアだったのが前菜。
ちょっとフルーティーなのが良いなぁ。。。
季節の果物というと。。。やっぱりリンゴかな。
ではリンゴを何と合わせるか。。。
ネットでリンゴの前菜で検索するとほぼ全部ブリエと呼ばれるチーズと合わせている。
それも美味しそうだけど、今回のメニューにはチーズは入れたくない。
イタリアでリンゴ産地というと国の最北部トレンティーノ・アルトアディジェ地方が有名なので、同じくその地方のスペックというハムと合わせてみては如何だろうか?
味を想像するとなかなか良い感じだ。
どんな風に調理する?
生で?焼いて?なんだかどちらも良さそうな感じ。
でも生と焼いたのでは全く味も歯ごたえも(イタリア人は歯応えにこだわる)変わりそうなので、先に生のものをサーブして、次に焼いたものを出す、というのが面白そう。
「リンゴとスペックハム」の生のと焼いたの。。。
「加熱したものと生のもの」という言葉ををイタリア語にするとコッテとクルデ「cotte e crude 」となる。
そしてイタリア語で「cotte e crudeする 」というと「とんでも無く無謀な事をしでかす」というような意味になる。
言葉の遊びとしては面白いので、このレシピを「リンゴとスペックハムのとんでもなく無謀な前菜」と命名することにした。
でも味は全然無謀じゃありません。生の方はシャキシャキとし、焼いた方はしっとりりんごの甘味とハムの塩気がかなり良い感じで、今後うちの秋冬の定番前菜になりそうです。
写真は生の方が綺麗に撮れていますが、味は焼いた方が美味しいというのが私感。
日本でスペックハムの入手が難しい場合は生ハムでも可。
生ハムは日本では高過ぎますかね。。。
火を通す方なら、ベーコンでも良いでしょう。
以下の写真は試作品です。
<材料> 生と焼いたもの各6個分
*前菜ではなく、ワインのおつまみの場合はもっと沢山作って下さい。
白ワインが合いそうです。
・スペックハム 長めの、やや厚めにスライスしてもらったもの六枚
・小さなリンゴ 1個
・塩
・胡椒
・オリーブオイル
<生のリンゴとスペックハムの前菜・作り方>
1・リンゴは洗い、皮を剥かずに4つ割にし、芯を取り、薄くスライスする。
2・1に軽く塩胡椒、オリーブオイルを絡める。
3・半分に切っておいたスペックハムで包んで皿に盛り付ける。
<焼いたリンゴとスペックハムの前菜・作り方>
1・リンゴは洗い、皮を剥かずに4つ割にし、芯を取り、厚さ1.5cmくらいにスライスする。
2・1に軽く塩胡椒、オリーブオイルを絡める。
3・半分に切っておいたスペックハムで包む。
4・薄くオリーブオイルを塗ったオーブン皿の上に3を並べ、180度のオーブンで焼きます。
*私は送風モードで事前に温めずに焼くので25分かかりますが、送風モードなしで事前に180度にしたオーブンで焼く場合はもっと短時間で焼けるはずなので、様子を見て火を止めて下さい。スペックハムの端が少しカリッとして来たら焼き上がり。
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