2024年12月13日金曜日

久々に自分で作るバースデー・チョコレートケーキ


昔フランス人インターンのバスティエンが作ったガトーショコラのレシピを基本に、ウィーン名物ザッハートルテ風にアレンジし更に簡略化したのがこの我流チョコレートケーキ。


バスティエンのレシピではバターは湯煎で溶かし、ホイップする工程がないのが嬉しい。

泡立て器にくっついたバターを取るのが嫌いなのだ。


本場フランスの本格ガトーショコラはまたそのうち別途投稿します。


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誕生日を祝う様な年齢ではないのは十分承知している。

ましてやバースデーケーキなんて。。。

と言いながら、相変わらず毎年誕生日に食事会を開くのは、普段別々に付き合っているいくつかの友人グループの間で何の交流もないのも少し違和感があり、1年に1回くらいはシェイクしてみても良いのではないか、と、その口実にはうってつけのチャンスと思っている。

もちろんそう言う交流の得意な人苦手な人といるが、彼ら彼女らの間でまた新しい交流が生まれるのも良いと思っている。


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子供の頃は母が手作りのホールケーキをお誕生日に作ってくれた。

しまってある吊り棚の扉を時々開けて見て、ナイフを入れて食べる瞬間を楽しみにしていた。

「いかにも手作り」というぎこちない味の母のケーキはとても特別な感じがした。


この頃は、、、ここ10年以上、誕生日食事会をするときは、ケーキはいつもタマルが作ってくれていた。彼女はお菓子作りの名人。


実を言うと彼女がバースデーケーキを作ってくれると申し出てくれる度に、10年前に彼女らの息子マティアと誕生日の近い子供たちの共同お誕生会ピクニックをミラノ近郊の公園でしたときに作った「いかにも子供向け」にチョコレートで名入りされた大きなケーキを夢想、期待して来たのだが、私のために作ってくれるのはいつも「いかにも大人向け」のシックで上品なケーキだった。

まさか文句は言えない。




子供たちの共同お誕生会ピクニックのケーキ

白地にチョコで名入りのがタマルのケーキ




共同お誕生会ピクニック風景



そんなタマルが、今年からトリノの大学で新しいコースを持つ事になり、新年度が始まっても教職プログラムの連絡なしで予定も立たずに気忙しい上最近体調も良くなく色々検査をしている。

なので夕食に招待する前から今年はケーキは作れそうにない、との事だった。


いつもはこちらから何も頼まなくても色々気を回して申し出てくれる彼女だからこそ、私としてもそんな時に過剰な負担はかけたくない。健康も心配。


「では今年は自分で作るね。来てくれるだけで嬉しい。」という展開で久々に自分でバースデーケーキを作ることにした。



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<材料>  ケーキ型21.5cm用 8人ー10人用



・ブラック・チョコレート(カカオ70%) 200g


・バター             70g


・薄力粉             60g


・アーモンドパウダー  40g


・グラニュー糖 100g

*上白糖でもOK


・卵(大きめ) 4個


・杏ジャム 適量

https://cucina-kajorica.blogspot.com/2024/09/blog-post_20.html

*市販の品でもOK


・カカオパウダー 適量




<作り方>


1・バターと割ったチョコレートを湯煎で溶かします。




2・1が解けたら、小麦粉をダマにならない様少しずつ振り入れます。




3・2にアーモンドパウダーも加えます。




4・3に砂糖も加えます。





5・卵を黄身と白身に分けます。




6・湯煎からおろした4に卵黄を混ぜます。




7・卵白は別途、角が立つくらいに泡立てます。



8・7の卵白を6に混ぜ込みます。




9・型に薄くバターを塗り、8を流し込みます。




10・オーブンで180度でで25分から30分程度焼きます。

*ようじをさして何もついてこなくなったら焼き上がり。

型が少し冷めたら。型から外してさらに冷まします。




11・自家製の杏ジャムは粒があるように作ってしまったのでミキサーにかけて滑らかにします。

*言うまでもなく、市販の初めから滑らかなものを使えばこの工程は不要。




12・ケーキが冷めたら11の杏ジャムをたっぷり塗り、上からカカオパウダーを振います。





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古伊万里の大皿でも美しいかな、と思いましたが。。。。


やっぱりジノリのケーキ皿に。。。。



流石に自分用となると、キャンドルつけるのは躊躇しました。。。。











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