イタリア人に私の大好きな茶碗蒸しを食べさせると大抵は複雑な顔をする。
あの柔らかさ、歯応えのなさが「アルデンテ」を美学とする国民には今一つ納得できないのではないかと想像している。
ところが、ヴェネツィアで作っただし巻き卵は大好評だった。
出汁の量を減らしただけで印象はそんなに違うものか。
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ここで一応、茶碗蒸しとだし巻き卵の卵と液体の分量をおさらい比較してみます。
プロが黄金比と呼ぶ茶碗蒸しの出汁は、1 : 3だそうで
卵1個 (殻無し60g): 出汁180ml
マイブームのだし巻き卵は 5 : 3
卵1個 (殻無し50g): 出汁23ml(簡略化のため通常やや多め) : みりん5ml : 醤油2ml=液体合計30mlで茶碗蒸しの5分の1の量。
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気を良くして、ミラノに戻ってからもタンパク質が足りないな、と思うメニューの時はだし巻き卵を作るようになった。
卵を容器に割り入れ、だし、みりんを加え混ぜるだけの簡単な作業に1、2分。
後はレンジで1分チンするだけ。
たったの3分でゆで卵より、卵焼きより簡単で美味しい一品になる。
初めはだし巻き卵の雰囲気を出すために角の容器で作っていたがそれだとお皿に盛り付け食べるので調理用容器とお皿を汚すことになる。超時料理は徹底時短でもう直接一人用のココット皿(ラメキン)に入れてチンすると片付けも簡単になる。
そしてココット皿に入れただし巻き卵は雰囲気「卵のブディング」と呼びたくなる。
卵のブディングと呼ぶなら、もっと工夫してみても良いのでは?
食生活でもつい本業の癖が出る。
そこで季節の栗を入れてみた。出来合いの蒸し栗だけどホクホクして美味しい。
街頭のの焼き栗屋で買ってきた栗でも、かぼちゃをサイコロ状に切って電子レンジで加熱したものでも美味しそうだ。
それからイタリア料理で似たものがあるか調べてみた。
「卵のブディング」で調べるとヒットして来るのは所謂「プリン」つまりスイーツだけ。
それならこれは「私の創作料理」と自慢できそうだ。(笑)こんなに簡単なのに。
<材料>
・卵小玉 1個 (殻付き60g)
・出汁 大さじ1と1/2(23ml)
・みりん 小さじ1(5ml)
・醤油 小さじ1/3 (2ml)
栗入りの場合
・蒸し栗、または焼き栗 2、3個
<作り方>
1・栗以外の材料をよく混ぜ合わせます。
2・1をココット皿に注ぎ(だし巻き卵は器にくっつかないのでココット皿にバターや油を塗る必要はありません)上に栗を置き、沈んでゆく栗を見ながら電子レンジに入れ500Wで1分チンします。
一応楊枝でを刺して、火が通っているか確認し、まだならもう少し加熱してから頂きましょう。
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近年各種ポッドキャストにハマっていて、最近聴き始めた「コントルニ」(付け合わせ野菜の意)という食品、食材に関するポッドキャストがあり、それによると
「学術誌「ロイヤル・ソサエティ・オープン・サイエンス」に今年7月に掲載された研究論文がによると、英国の卵生産がすべて、鶏舎に閉じ込められた鶏ではなく、鶏にとって理想的な放し飼い卵だけで生産するとなると、そのための発するCO2は60%以上も増えその他の気候変動への影響データも大きく悪化する・」と。
私たちが毎日消費する卵、動物愛護的な観点を優先すべきか、それとも地球環境を優先すべきか、うーん。難しいです。
卵というのは全界の人々の動物性タンパク質供給源の9%と言われているだけに、選択はかなりのジレンマに陥りそうです。
「コントルニ」イタリア語版リンク
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/contorni/id6817775001?i=1000796396027
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