2026年5月22日金曜日

丸型ゼリーの失敗と南イタリア伝統ナス団子ふわふわハンバーグ風アレンジ



ハイテックという一世を風靡した感のある楽しい雑貨屋がミラノ市内、郊外の2店舗とも縮小した。

特にキッチン用品はかなりの品揃えで何かを購入する前には必ず見に行った店だったが、市内の店は家賃の急上昇で移転縮小するとテレビのニュースで聞いていた。ところが久しぶりに行った郊外の大規模店も向かいの敷地に移り、かなり縮小していた。面積でいうと1/10くらいに。

長年「日用品」に関する仕事をしてきた私には少し淋しいが、家庭雑貨を通して生活の質の向上を感じる時代は終わった、と認めるべきなのかも知れない。


移転縮小に際し在庫処分のセールをしていたのでかねてから購入を迷っていた丸型製氷機を買った。

丸い氷などというあまり意味のないものが作りたいのではなく、丸型のゼリーが作れたら可愛いのでは(それもまた意味がないかもしれないが・笑)と長い間想像していたが、丸型のゼリーが失敗した時に使わない道具を増やしたくないので長い間足踏みして買わないでいたアイテム。


早速試しにこの簡単ゼリー(ミニじょうごに詰まらないようにんじんは省略)を作ろうとチキンハムを買いに近所のスーパーへ。


https://cucina-kajorica.blogspot.com/2024/03/blog-post_8.html



スーパーのハムとお惣菜のコーナーでは、いかにもブルジョワ風の姿勢の良い壮年マダムがお惣菜をあれこれ注文していた。その注文の中にPolpettini di Melanzane(ナス団子)というのがあった。初耳の料理。肉の代わりに茄子を使ったお団子の揚げ物。想像するだけで美味しそうだ。


私の順番になりチキンハムを注文した後、味見にナス団子を一個だけ買いたいと言ったら「はい!」っと味見用1個を重さも測らずに差し出された。つまり味見用の一個はサービスで無料。でも別途注文をしなければならない。という経緯で4個買ったナス団子は、なかなか美味しかったが減塩生活5年目の私には塩がキツすぎた。

。。。これで自分で作る理由ができた。


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さてチキンハムで丸型ゼリーを。

出来上がりは単直に言って「失敗」。






チキンハムとパセリを入れたが重いハムは下に、軽いパセリは上に極端に分かれて、球形なのでその分離を助長する。見た目も全然可愛くない。

その上、ゼリーを壊さずに丸い型を外すのが難しく、4個中2個も壊してしまった。

型には本来の用途として使うべく水を流し込み冷凍庫に放り込み、丸型ゼリーは忘れることに決めた。




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さて、気を取り直してナス団子に挑戦。


まずレシピを調べると南イタリアの伝統的ベジタリアン料理だという。

卵とチーズも使うのでビーガンではない。


本来のレシピはナス800gに卵一個、牛乳に浸した乾いたパン1本(食パンなら3枚分くらいの量)を絞ったもの、パルメザンチーズと塩胡椒を混ぜて、お団子にして揚げる。なるほど、繋ぎに多めのパンを使っているから惣菜屋のナス団子は肉団子並みの硬さなのだ。


でも今はまだダイエット中だし、気軽に少量作れるように以下の様に変更。


・揚げ物は避けフライパンで一口ハンバーグ風に仕上げる。

・パンの代わりにナス1個(こちらのナスは大き目なので約330g)に対し大さじ1杯程度の胚芽付き小麦粉を入れる。

・伝統レシピではナスをオーブンで1時間くらい焼くがそれは南イタリアの大家族向け。1、2人分なら半分に割ってフライパンで焼く。



この分量だと柔らか過ぎてハンバーグや肉団子の様にきちんと形は作れないので、フライパンにスプーンで具を落としていく感じだが、その分出来上がりはふわふわとしてとても美味しかったのでご紹介します。




<材料>1、2人分


・ナス  330g程度


・卵 半個


・パルメザンチーズ 大さじ2杯


・胚芽付き小麦粉 大さじ1杯

(胚芽付きでなくても良い)


・塩、胡椒


<作り方>


1・ナスは縦に半分に切り、焼いた後で掻き出しやすいようにナイフで切り目を入れます。




2・薄くオリーブオイルを敷いたフライパンに切り目を入れた側を下にしして、蓋をして弱火で約10分焼きます。




3・2のナスを指で押して凹むくらいになったら裏返して更に5分くらい弱火で焼きます。




4・ナス全体に十分火が通ったら、ナスの中身を掻き出し皮を除き、もしも水っぽい様ならフライパンで少し水気を飛ばします。




5・4をボウルに移し粗熱が取れたら、残りの材料(パルメザンチーズ、溶き卵、小麦粉、塩胡椒)を加えよく混ぜます。




6・くっつきにくいコーティングのあるフライパンに薄くオリーブオイルを敷き、5をスプーンかゴムベラで一口大に落とし両面焼きます。

柔らかいので大きすぎると裏返す時に形が崩れるので注意。




*コーティングのあるフライパンを持っていない人は写真の様にオーブンペーパーを使用すればくっつかず、崩れずに綺麗に仕上がります。


お皿に盛り付けて熱々を頂きます。






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2026年5月9日土曜日

今年の解放記念日のマリアクリスティーナのモルタデッラハムの泡(ムース)・ダイエットヴァージョン



現在ダイエット中。

ダイエットと言ってもパスタ、お米、パン、甘いものを除き、それ以外は普通に好きなものを食べるという緩いダイエット。40代半ばまでは3日で2kgくらい体重が減ったものだけれど、年齢的にも新陳代謝が悪くなり簡単ではないので、1ヶ月くらい気長に続ける予定。

普通に好きなものを食べているので気持ち的にも負担は少ない。


ただ、ダイエット中と考えるだけで、気分的にレシピの投稿はなかなか難しい。


そこで毎年恒例デニスとキアラの家の庭での4月25日の開放記念日のランチで、マリアクリスティーナが持ってきたモルタデッラのムースをご紹介しましょう。


開放記念日とは第2次世界大戦のイタリアでパルチザンの手によってファシズムからの解放を勝ち取ったと言う意味での終戦記念日。無条件降伏した日本の終戦記念日とはずいぶん雰囲気が異なり、陽気なお祝いになる。


その日私はキアラから12時半に、デニスから13時にと言われていたので、いつも正確なキアラの言うことを採用して12時半少し前に到着した。まだ少人数だった。




「18人招待したけどみんな来るかしら」とキアラは言う。

今年は4月25日の開放記念日はデザインウィークと重なっていたから。見本市会場だけでなく、町中で数百という展示のある時期で、大半の展覧会の会期は一週間なのに全部見るには三週間あっても足りないほどだ。デニスとキアラの企画のランチなので招待者の大半はデザイナー、中には著名人もいる。そんな人たちがデザインウィークとは無関係の開放記念日のランチにどれだけ来るだろうと少し心配していた。結局、招待者は全員出席だった。


マリアクリスティーナは13時過ぎにやってきた。イタリア人とオーストリア人のハーフのデザイナーで若い頃は著名デザイナーのメンディーに師事していた。今の年齢は60半ばを過ぎていると思うが、若い頃からキュートな女性だったので白地に赤い花柄のワンピースにくっきりとした赤い口紅を塗っているのがサマになる。


私は特にリクエストを受けなかったのでワインを持って行ったが、マリアクリスティーナは大きなボール一杯にこのモルタデッラハムのムースを持ってきて、私に「これチェーザレ(彼女の夫)のレシピで私が作ったスプーマ・ディ・モルタデッラよ」と言う。


マリアクリスティーナが持ってきた大きな鉢に「スプーマ・ディ・モルタデッラ」



前菜カウンター手前がスライスしただけのモルタデッラハム




スプーマを分かりやすく訳すとムースになるが、イタリア語で「スプーマ」と言うと「泡」とか「バブル」というような意味合いになり、ふわふわした印象を受けなんとなくいい感じなのでタイトルは「モルタデッラハムの泡」としました。


チェーザレは相当な食いしん坊な上、モルタデッラハム特産地のボローニアの出身なのでかなり本格的なレシピのはず。早速レシピをもらって作ってみた。

見栄えは良いが相当な簡単料理だ。

材料を揃えミキサーにかけただけ。。。

材料の比率も簡単でモルタデッラハム : 生クリーム : パルメザンチーズ = 2:1:1


このチェーザレのレシピではモルタデッラハムと生クリームとパルメザンチーズ

を使い、味がかなり濃厚になる。モルタデッラハとパルメザンチーズだけで十分塩が入っているので、塩胡椒を足す必要もない。


ネットのレシピサイトで同じレシピを調べて見てみるとモルタデッラハと生クリームとリコッタで作る人やモルタデッラハとリコッタだけで作る人もいる。


次回はパルメザンを半量にしもう半分はリコッタチーズにしてみようと思う。

でもここではチェーザレのレシピを紹介します。


マリアクリスティーナがくれたレシピは相当な量だったので、4人分くらいに減らした分量を記載します。




<材料> 3・4人分


・モルタデッラハム 150g


・生クリーム 75ml


・パルメザン 75g


*塩も胡椒も不要



<作り方>


1・パルメザンチーズは塊ならおろしておきます。




2・全ての材料をミキサーに入れ、スイッチオン。全体が概ね滑らかになれば出来上がり。

*このまま鉢に入れサーブしてもOKです。




3・今回は写真撮影の為にお椀にラップを敷き空気が抜けるようによく押し込みます。




4・普通はパンやクラッカークラッカーなどに塗って頂きますが、現在はダイエット中なので二重にしたサラダ菜に塗り、丸めて食べました。









おまけに、恒例のデニスの「偽の魚」は今年は伊勢海老の形。

レシピはこちらでご覧下さい。






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