2025年11月15日土曜日

手打ちラーメンレッスンと由岐子さんの米しゅうまい

 



今週は本当は投稿お休みしてしまおうかと思ったのですが、頂いた米しゅうまいが見目も良く美味しかったので、頂いたレシピで投稿します。

なので工程写真はなし、もちろんイタリア料理ではありません。


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ちょうど1年前ぐらい、ラーメン用の手打ち麺の投稿をしたら、在ミラノでとってもお料理上手な由岐子さんから「今度ぜひ手打ちラーメンを伝授して欲しい。」と言われた。


その時の投稿はこちら:

https://cucina-kajorica.blogspot.com/2024/11/blog-post_8.html


由岐子さんは単なるお料理上手な主婦というのではなく、自家製の和菓子を売ったりもしているプロなので、私のような「なーんちゃって料理人」が由岐子さんにレッスン?????と少々たじろぎ、なんとなく先送りにしていたら、流石に痺れを切らしたのか先週「今週末に手打ちラーメン講習お願いします。」と言われた。


週末は都合が悪いので普段ならクチーナ・カジョリカ用の料理を作る金曜のランチに来てもらう、という展開になった。


由岐子さんのYukiko’s Kitchenのインスタグラムはこちら:

https://www.instagram.com/yukiko_kitchen/


そうなんだ。由岐子さんは息子さんがカナダで結婚して息子夫婦と同居するため来年カナダに移住する予定だからそんなに悠長に構えていてはいけなかったのだ。


日本と異なり、欧州や北米の家庭で結婚後に母親と同居、というのは極めて珍しい例なのですが、長男が10歳の頃から女手一つで二人の子供を育てた母親を思い「母はとても苦労したら結婚したら是非呼び寄せたい。」と結婚前からカナダ人のお嫁さんに話したという孝行息子なのです。


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前日「レッスン代はいくらお支払いしたら良いですか?」と聞くので、とんでもな~い、と。私の料理はあくまで趣味と楽しみの範囲なのだ。


こうして、二年以上ほぼ毎週のように書いているフードエッセイもそのまま本になったら嬉しいけれど、仮に物好きな出版社に原稿料払うから毎月投稿して下さいと依頼されたら、(非現実的想像)あまり気は進まないと思う。

締め切りに追われる生活は本業のデザインだけで、もう沢山。


だから、レッスン代は要りませんが、もし良かったら、今度和菓子の納品で猫の手も借りたい時があったら手伝いがてら見学させて下さい、と頼んだ。


という展開で、由岐子さんはレッスン代の代わりに手土産を持って来てくれた。

それがこの「米しゅうまい」


正直私は初めて見ました。

可愛いい!

とちょっと中華風の伊万里の皿に盛って見ました。




<材料>


餅米 適量


豚ひき肉  300g


白菜の葉 3枚


椎茸 3枚


長ネギ 2/3本


おろし生姜 適量


卵 1/2個 

*卵の代わりに片栗粉大さじ1を繋ぎにしてもいいはずです。(筆者註)


ごま油 少々


醤油 少々



<作り方>


1・餅米は作る前3時間ほど水に浸し、料理前にザルにあげよく水を切ります。


2・椎茸は戻してみじん切りにします。


3・白菜の葉と長ネギみじん切りにし、その他全ての材料と混ぜ、小さなお団子にして1の、餅米を全体に押し付けます。


4・蒸し器で15分ほど蒸し、テーブルに運び、辛子醤油でいただきます。


由岐子さんからのアドバイス


・蒸籠で蒸してそのままテーブルに運ぶと綺麗。


・3の工程まで沢山作っておいて冷凍しておくと便利。


・餃子の時はキャベツを入れる人が多いけど、シュウマイは白菜の方がベター。


との事です。



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ちなみに、その日のメインイヴェントの手打ちラーメンの方は前回柔らかすぎたので、ちょっと硬いかな程度に少しだけ水を減らし、練っている間はちょっと硬めかな?と思うくらいで今回は丁度良いくらいの仕上がりになった。


「そういう微妙な水加減とかが、ビデオのレシピではわからないからレッスンをお願いしたの。」と由岐子さんはいう。


さすがプロ。

私のようにテキトーに試行錯誤するなーんちゃって料理人とは違う所だ。




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2025年11月8日土曜日

「お百姓には教えてはいけない洋梨とチーズの組み合わせ」とその他の絶妙の果物とチーズの取り合わせ


農業に従事されている方々にはタイトルの失礼をお許しいただければ幸甚です。


「梨とチーズの組み合わせがどんなに美味しいか、農民に知らせてはいけない。」

というのは“Al contadin non far sapere quanto è buono il formaggio con le pere” 

というイタリアの諺なのです。


諺の起源は、貴族と農民の関係に遡ります。昔の貴族はチーズやと洋梨の取り合わせは絶妙な珍味な為、貴族が自分達だけで楽しむため、このことわざを用いていました。農民はそのような「洗練された贅沢」に気を取られるべきではないと。食べ物というのは農民にとって不可欠な糧であり、貴族にとっては洗練された贅沢品とみなされていた時代の話です。


現在では価値のわからない者たちに贅沢をさせても意味がないというような、日本の諺なら「豚に真珠」のような多少異なる意味でも使われます。


というわけで、今回もレシピというより「食べ方」と「食材の取り合わせ」の話です。イタリアの伝統的なものから私開発、友人開発の特にお勧めする果物とチーズの取り合わせです。


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9月末から10月上旬に小中学校時代の親友のオクがミラノに遊びに来てくれた。

新型コロナ中にSNS上で探したら見つかって再会は数十年ぶり。でも全く違和感がなかったのは、翻訳の仕事をしている彼女は、この私のレシピブログの数多い誤字脱字、タイプミス、変換ミスを毎回律儀に読んで、校正してくれている。毎回ちゃんと読んでくれているのは、もしかしたら彼女だけではと思うこともあるほど。


この場を借りて感謝します。オクありがとうね。今後ともよろしく。

楽しかった。また来てね。



一応料理のブログを毎回読んでくれている彼女に、そう適当な食事は作れないので若干緊張したが、まあ既に投稿済みの何度も作っているものなら失敗は少ないかと、特に新しい料理は開発しなかった。


到着が月曜の夕方だったので火曜の午前に家の下に立つメルシェに一緒に出かけた時にについ本音が出てしまった。。。

「食材さえ良ければ料理などしなくても美味しいものが食べられるのよ。」と。

本当に、食材が良く、取り合わせがよければ手間をかけない方が美味しいものは数多くある。


そういう意味で、果物とチーズの取り合わせ代表的な例と言える。

ではどんな果物とどんなチーズを?

以下が提案です。


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取り合わせ・1=洋梨とチーズ(カマンベールなど)




これは諺にもある昔から珍味と言われる組み合わせです。


<洋梨>

・洋梨はいくつか種類がありますがカイザーよりウイリアムスの方がチーズに合うと思います。

<チーズ>

・一般的にはヤギや羊の乳で作ったフレッシュチーズが合うと言われています。


・初めて食べたのは90年代、声楽の勉強をしていたまりちゃんの家では、カマンベールチーズと合わせていました。


・レッジョ・エミリアの農家出身の元ボスは洋梨をパルミジャーノ・レッジャーノと合わせて「これは農民には食べさせてはいけない。。。」と独り言を言っていた。




取り合わせ・2=ぶどうとゴルゴンゾーラチーズ(ドルチェ)




これは数年前ゴルゴンゾーラチーズ生産者組合のテレビコマーシャルで提案していたもの。

コマーシャルはセクシーなポーズのセクシーなお姉さんが、徐々にズームアップされ「ゴルゴンゾーラ、ブドウと試したことある?」というだけのもの。

いかにも昔のイタリア人の好きそうな馬鹿馬鹿しいコマーシャルだったが、ゴルゴンゾーラ好きの私としては取り合わせの良いヒントになり、毎秋葡萄の季節になると1回は必ず食べずにはいられないもの。



取り合わせ・3 パルミジャーノ・レッジャーノとザクロの蜜糖




これは自己開発の取り合わせ。

「ザクロの蜜糖」とは、ザクロのジュースを時間をかけて煮詰め、水分を飛ばしてとろみをつけた、濃厚な甘酸っぱいシロップです。



今年の夏ベルリンでニーマからもらったイラン製のザクロの蜜糖。

うーん、何と合わせたら良いだろうと想像して思いついたのがパルミジャーノ・レッジャーノ。


パルミジャーノ・レッジャーノと数十年成熟されたバルサミコ酢を合わせるのは有名な食べ方だが、数十年成熟されたバルサミコ酢は高い。

小瓶で1万円以上するのでやたらには使えない。


ザクロの蜜糖はねっとり感がバルサミコ酢の50年ものくらいの感じ。

味は成熟バルサミコ酢よりやや酸味が強くやはりフルーティーな感じが、チーズに合わせるにはまた良い。


ぜひお試しください。



取り合わせ・4 イチジクとゴルゴンゾーラチーズ(ドルチェ)

https://cucina-kajorica.blogspot.com/2024/10/blog-post_20.html


このレシピの時の取り合わせです。


生食用の馬肉などという入手の難しい食材を除いて、チーズとイチジクだけでも十分美味しいのでお試しください。



取り合わせ・5 マルメロ(イタリアではコトーニャりんごと呼ぶ)とチーズ




写真は約1年前のお料理上手なネッラの家のディナーの写真


パンの上にチーズ(フォンティーナに似た)その上にマルメロのゼリーが置かれています。

美味しかった。


取り合わせ・6 フェタとザクロ

上のネッラの家のディナーの写真、左上に写っているのはギリシャのフェタ・チーズとザクロの取り合わせ。




取り合わせ・7 フォンティーナチーズとカラントのジャム




写真はだいぶ前にパオラGに貰った自家製カラントのジャムをフォンティーナ・チーズの上に置いて一緒にいただくという試み。

パオラGは山道を歩きながら時々たち止まってカラントを摘む。

美味です。



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