30年前に買った「ラ クチーナ イタリアーナ」誌発行の魚料理の本に掲載されていたレシピ。
基本調理法から上級者向けまでパノラマ的で詳しいとても良い内容なので、今でも時々見直す本です。
ミラノの魚の値段がバカ高いことは前々回にも書きましたが、昔まだマグロが買える値段だった頃、数人の夕食会用にに1,5kgくらいの塊のマグロを買ってきて、切らずにこの方法で30分くらい煮込んで作ったものです。実際本に掲載されていた写真では塊の輪切りのマグロを使っていたので。
でも最近の魚の値段の急騰を思うと、主菜とはいえ一皿だけに2万円近く散財する勇気はないので、今回は慎ましく一人分作ってみました。今度人を呼ぶ時は切り身を人数分での良いかも。
今回も冷凍魚で、マグロの代わりにカジキマグロを使ってみました。冷凍魚でもなかなか美味しいので、新鮮な採りたての魚の方だったら絶対もっと美味しいはずです。
味だけでなく、見栄えの彩も華やかですが、手間のかからない、15分くらいでできる簡単料理です。
マリナーラという名前、ピザのメニューなどでもありますが、マリナーラというのは「水夫風」という意味なので海の幸を使う料理によく名付けられます。
南イタリア風にトマトやバジリコ、黒オリーブ等を入れ味が強めなので、デリケートな白身の魚よりマグロやカジキマグロの様な赤身の魚との方が似合う料理です。
<材料> 一人分
・カジキマグロ 切り身 一切れ (160-180g)
・トマト、またはプチトマト 150g
・黒オリーブ 50g
・バジリコ 2、3本
・長ネギ(細め) 1/2本
・オレガノ 少々
・オリーブオイル 少々
・白ワイン(または料理酒) 40ml
<作り方>
1・カジキマグロは両面塩をしてオレガノを塗します。
2・熱したフライパンに薄くオリーブオイルを敷いて1のカジキマグロを両面焼きます。
3・2の作業をしている間にプチトマトは二つに切るか切り目を入れ潰し、種を出しておきます。
*大きなトマトを使う場合は湯むきして種を取り、半口大に切ります。
4・長ネギは縦に二つ割にし、長さ 6-7cm切ります。
5・2に両面焼き目がついたら、周りに3、4、黒オリーブを綺麗に配置します。
6・5に白ワインとオリーブオイルを振りかけ、洗ったバジリコの葉の加えて蓋をして10分程度弱火で煮込んで出来上がり。
*大きな魚の塊を煮込む場合は、大きさに応じて煮込む時間を調整してください。
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