2024年10月25日金曜日

食べるジュエリー?由美さんのいちじくのコンポート


今回は日本の友人に教わったレシピです。


由美さんとはアンティークテーブルウエア好き同士で知り合った。


私はバカラ、サンルイなどを中心とするアンティーク・クリスタルに焦点を当てているけれど、由美さんはアンティーク・クリスタルのコレクションもさる事ながら、アンティークの陶磁器などにも領域を広げているのが凄い。



由美さんの食器棚


年齢的にちょっとだけお姉様というだけでなく、落ち着いた声で元々姉御肌。なんだか守られているような気がするのも嬉しい。


特注のお洋服を作るのがメインのお仕事。本当はインテリアデザインもしているけれど。知り合ってすぐの頃はそれを私に内緒にしていたのは、「競争相手」みたいな感じになるのを避けるための心使いだった。



テーブルウエアに凝る人というのは往々にしてそうな様に、由美さんもお料理上手、おもてなし上手。


先日、新しく入手したアールデコの時代のバカラのパリの大きめグラスにゼリー付きのイチジクのコンポートの写真を送ってくれた。

パリはタイムレスでアールデコのデザインなのに全く古さを感じない美しいグラスだ。



ジャン・リュースのデザインのバカラのパリに盛られた

由美さんのイチジクのコンポート



美味しそうだったので早速レシピ、プレーズ!とレシピを頂戴した。

丁寧に工程の写真も添えてくれた。


実際作って見て、美味しくて綺麗なのでご紹介します。

イチジク以外、全て家に常備している材料で簡単に作れるのに、かなり上等な感じのスイートに仕上がるのも嬉しいところです。




<材料> 6人分


・イチジク 6個


・白ワイン 200ml


・水 60ml


・グラニュー糖 60g  

*分量だけ見て「お砂糖少なめ?」と思いましたが、

        上品でちょうど良い甘さです。


・レモン汁 半個分


*個人的な好みでは、ゼリーの量を25ー50%増やしてもいいかなぁ、、と思っているので次回試して見ます。イチジクの味が薄くならない事を願いつつ。



<作り方>


1・イチジクは洗い、熱湯でさっと茹で(約2分)氷水にとる。



2・1のイチジクの皮を剥いておきます。


3・白ワイン、水、グラニュー糖を沸騰させたら、レモン汁を入れてる。



4・3に2のイチジクを並べて入れ、落とし蓋(ガーゼなどで、との事でしたが写真ではガーゼがなかったのでコーヒーフィルターを使っています。)をして、弱火で10-12分煮る。



5・4からイチジクだけ取り出し、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れる。



6・4の液体にゼラチンを溶かし、粗熱が取れたら冷蔵庫で固めます。



*由美さんは丸い器に流し込み、多分ゼリーをスプーンで掬って盛り付けています。


*私はどんな盛り付けにするか、よく考える前に6の工程を終了したので、いろいろに変形できる様、卵豆腐の型に流し込み、 後でサイコロ状に切り分けました。


*ゼリーが固まる前に、銘々分器に流し込むのも良いですが、クリスタル製品は熱い液体に長く触れると白濁する傾向にあるので要注意。

良く冷ましてからにしてください。



7・6のゼリーを器に盛り、中央に5のイチジクを置きます。

  ゼリーの中央に窪みを作っておくとイチジクが落ち着きます。









完成写真


私が作ったものは、イチジクが小さめだったのでアールデコ期より古い

アールヌーボーの時代のサンルイのアンヴェールの中型グラスに盛り付けました。



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