2024年9月27日金曜日

パトのビーツとクリームチーズのムース・ベジタリアン対応


15分ぐらいで簡単にできる、色の綺麗な見栄えの良いアンティパストです。

これはイスラエル料理だと聞きました。

でもイスラエル出身のグルメ友タマルからもらったレシピではなく、イタリア人のパトから教わったもの。

パトはロンドンで活躍するイスラエル出身のシェフ、ヨタム・オットレンギのファンだから、かもしれない。でもこれがオットレンギのレシピかどうかは定かではありません。





多数出版されているヨタム・オットレンギのレシピ集の一つ

グラフィックも美しい

https://en.wikipedia.org/wiki/Yotam_Ottolenghi




以前一度、パオラの3月8日の女性の日パーティーででこのムースを作って持って行ったら、パオラの同名の友人パオラも最近作っていた、と聞いた。イタリア人の間でブームだった時期があったのだろうか。


生のビーツは入手が難しく、スーパーが常備しているすでに茹でてある真空パックのビーツは若干甘くてクセがあるので、頻繁に食べたいとは思わないけれど、たまには良いし、色が綺麗で見栄えが良いのは嬉しい。


日本のように次から次へと料理を出すのとは異なり、イタリアではアンティパスト>プリモ>セコンドと時間をおいて順番にサーブしていく。だから、食事会を開く時、アンティパストがちょっと珍しいもので、見栄えが良くて、洒落ていると食事会全体の印象がグッと良くなるのです。

そんな状況に打って付けの前菜。






<材料>


・ビーツ(すでに茹でてあるもの)  中2個 約180g


・クリームチーズ  80g

*日本では森永乳業がライセンス生産しているフィラデルフィアクリームチーズを使用


・トロペアの赤玉ねぎ 中1個 約100g

*なければ普通の赤玉ねぎ


・塩 好みで少々

*チーズに塩分もあるので省略もOK


・チャイブ 少々

*無ければワケギの葉の部分ミジン切り




<作り方>


1・赤玉ねぎは大きめのみじん切りにして、少量のオリーブオイルを敷いたフライパンでしんなりするまで炒めます。




2・その間にビーツを適当に切っておきます。




3・1がしんなりしたら火を止め、粗熱が取れたら、容器に1と2とクリームチーズを入れ、ブレンダーにかけ、ムース状にします。




4・3が滑らかになったら器に盛り付け。適当な長さに切ったチャイブで飾り付けます。





5・パンなどに塗っていただきます。







パトのレシピは他二つ投稿済み。


敏腕デザインジャーナリストのパトに関してはページを割く価値がある個性的な人物なのですが、今回は省略。今度ミラノ風リゾットのレシピを投稿するときに書くことにします。


パトのおすすめお米サラダ。のお寿司風アレンジ

https://cucina-kajorica.blogspot.com/2023/10/blog-post.html



パトの簡単チキンサラダ

https://cucina-kajorica.blogspot.com/2023/09/blog-post_22.html




#ムース

#イスラエル料理

#オットレンギ

#ヨタムオットレンギ

#レシピ

#アンティパスト

#前菜

#ベジタリアン

#ベジタリアンレシピ

#ビーツ

#クリームチーズ

#森永乳業

#フィラデルフィアクリームチーズ

#トロペアの赤玉ねぎ

#赤玉ねぎ

#チャイブ

#ワケギ

#フード

#ミラノ

#ミラノ生活

#おうちごはん

2024年9月20日金曜日

つぶつぶ杏ジャム+イタリアメジャーレシピサイト分量比較付き


金曜午後から日曜までクネアツにいくので、今週は早めの時間に投稿します。


クネアツについてはこちら

https://cucina-kajorica.blogspot.com/2024/02/blog-post_9.html



7月ににわとこの実のジャムを沢山作ったので、来年1月くらいまではもつかと思っていたのですが、パオラのお姉さんのシルビアに「にわとこの実のジャム」をあげる約束をしたら、やはりパオラにもあげないと変かな。。。などをいう感じで勢いよくなくなり、先日最後の1瓶を開けたところ。


わとこの実のジャムのレシピはこちら

https://cucina-kajorica.blogspot.com/2024/07/blog-post_19.html



沢山ジャム向きの果物が出回っている間にもう少しジャムを作っておかないと。。。と。

プルーンにしようかと何にしようか迷った末、杏ジャムにしました。



杏ジャムはチョコレートケーキと合わせると、ウィーン名物ザッハトルテの味のコンビネーションになり、ジャム以外にも応用しやすいので杏ジャムにしました。

杏は大分季節外れだけど、まだメルシェで見かける。


ジャムにしてしまうので、高級杏は買いません。


kg 2ユーロのものをメルシェの移民の屋台で購入。

.5 kgと言ったのに、案の定余分に入れられ1.8 kgでした。

逆にそれが好都合で、種を取ったら丁度1.5 kg

その他の材料も計算しやすい切りの良い数字。


日本は果物が高いのでレシピの分量は種抜き750g kgで記載します。





<材料> 250-300ml 瓶 2個分  


・杏 750g  種抜き後


・グラニュー糖 250g(全白糖でもOK


・レモン 半個


分量は比率で覚えるのが便利です。

比率で 杏:砂糖=3:1 。。。。4:1でも良かったかも。



<作り方>


1・杏は洗って種を取り、よく乾かし、重さを測ります。


2・適当な大きさに切って鍋に入れます。完全にペースト状になったジャムより若干果物の塊を感じるようなジャムの方が好きなので、大きめに切り、1の3分の1の量の砂糖をその上にかけて4時間程度室温で放置します。




3・4時間程経血、2に水分が出てきたら、(写真のような状態)火にかけ20ー30分煮ます。

同時に保存用の瓶を別の鍋で煮沸消毒します。火をつける10分前にレモンの絞り汁を投入します。レモンを入れるとすっきりした甘味になります。




4・3が煮上がって、若干水っぽいようならブレンダーを少しだけ使いますが、杏の形は一部残します。(というのが個人的な好みです。)




5・煮沸消毒した保存用の瓶に少し空気が残るくらい入れ、冷めるまで逆さおき、冷めて負担が凹んでいたら成功。









***イタリアメジャーレシピサイト分量比較***


この機会にイタリアメジャーレシピサイトのレシピの分量比較をしてみました。

注目点は以下の5

1・杏とお砂糖の量の比率

2・レモンを入れるかいれないか

3・煮る前の放置工程の有無と時間

4・+アルファのエッセンスを入れるか否か




1<ジャッロ・ザッフェラーノ・Giallo Zafferano

イタリアで最もメジャーなインターネットレシピサイト


https://www.fattoincasadabenedetta.it/ricetta/marmellata-di-albicocche/


杏 1kg ;砂糖 250g 比率 杏:砂糖=4:1) レモンなし

2・の放置工程あり 4時間


*今回のレシピでは比率で 杏:砂糖=3:1にしましたが、杏:砂糖=4:1程度でも良いかと思います。




2<クッキャイオ・ディ・アルジェント・Cuccchiaio di Argento

銀のスプーンという意味のイタリア料理のバイブルのような料理本。

ネットレシピが普及する前はこの本がない家庭は珍しかった程。


https://www.cucchiaio.it/ricetta/ricetta-confettura-albicocche/


杏 1kg ;砂糖 500g 比率 杏:砂糖=2:1)+ レモン1個


2・の放置工程あり 3、4時間


3<ファット・イン・カーザ・ダ・ベネデッタ・Fatto in casa da Benedetta

ベネデッタ・ロッシという著名フィードインフルエンサーのサイト

料理本執筆7冊、テレビの料理番組でも有名


https://www.fattoincasadabenedetta.it/ricetta/marmellata-di-albicocche/


オリジナルは杏 3kg のレシピですが 1kgにした場合:


杏 1kg ;砂糖 330g (比率 杏:砂糖=3:1)+ レモン2/3  + バニラ


2・の放置工程なし


*このバニラを加えるというのを今回1瓶分試しにてみました。

結論から言うと「バニラは不要」杏の味ともあまり合わないように思います。




#杏ジャム

#

#ジャム

#あんず

#レモン

#保存食

#バニラ

#レシピ